皆さんは、リトグラフをご存知でしょうか。
簡単に言えば、版画で水と油の反発作用を利用して絵を作り上げるものをいい、昔は石で作っていたのですが今ではアルミ板を扱っています。
作家が描いた線のタッチや、筆遣い、インクの効果をそのまま反映できるのが特徴でまた版を重ねるにつれて、味わいを増すことがあるのも面白い所でしょう。
皆様もご存知のように、名のある絵描きの作品は何百万何億円するなんてことは結構あるもので、簡単に買うことはできません。
しかし、これはそういった作家の作品でも複数作ることに大きな魅力があります。
ですから、価値もかなり安くなって比較的扱いやすいのに、作品の質は低くないというのは大きな強みといえます。
だからといって、利殖に向かないかといいますとそうではありません。
大量印刷とは違い、沢山は作れずできた作品ごとに固有の番号を付けるので、その番号によって、希少性が出て値がつくことがあるのも大きな魅力となっています。